Published in the official guidebook of season 1.
This is already translated here but I didn't realize that until after I finished this...
アニメ「けいおん!」を最もよく知る山田監督と吉田玲子さんの対談。「けいおん!」はどのように作られたのか。そして2人の作品やキャラクターへのこだわりとは何かをじっくり語ってもらった。
初めてあった監督が熱く語った作品のテーマは「青春」?!
——まず、最初にお会いした時のお互いの第一印象を教えてください。
山田 初めてお会いするときは緊張してドキドキでした。「『けいおん!』では、女の子たちの青春ドラマをやりたいんです」みたいなことを、一生懸命したような記憶があります。
吉田 そうですね。「この作品のテーマは゛青春〟です!」と熱く語ってくださいました。
山田 何か言わないと、気持ちだけは伝えないとと思って、必死に話をしてました(笑)。
——実際にお仕事をしてみていかがでしたでしょうか?
吉田 アイデアがすごく豊富な監督さんで、私もかなり触発されました。あと女性ならではの感性というか感覚がすごくあって、そこがすごく新鮮でしたね。女の子から見ても面白くてかわいいキャラクターというのに終始こだわっていまして。そこがとても良い形で作品に取り入れられていましたし、そういったところがファンに支持されたんだと思います。
山田 初めてお会いしてプロットを見せていただいたときからワクワクして仕方がなくて。さらに第1話のシナリオを読ませていただいた時なんかは嬉しすぎて、よく世間で「萌え」という言葉を使ったりしますが、この気持ちがそうなのかということを実感しました。
吉田 (笑)。
山田 読ませていただいたシナリオですが、とても女性らしいというか、センシティブなもので、感情表現や心理描写が素晴らしいんです。さらに良い意味で泥くさいというか、男性の物書きさんなら避けて通るようなシチュエーションも、ちゃんとかわいく料理して書かれていまして、そして何より、愛を感じるんです!そんな面白いシナリオを毎回見せてもらえるのが、とても楽しかったです。
——ちなみに原作の「けいおん!」を読まれての感想はどうだったのですか?
吉田 絵柄もかわいらしいし、すごい取っつきやすい親しみの持てるキャラクターたちばかりでとても面白かったです。すごく笑わせようとか、ウケを狙うわけでもなくて、センスの良さを感じる作品でしたね。
山田 結構淡々と話が進んでいって、さらにキャラクターも淡々としていて。そんな感じで媚びないあっさりとした作風に、とても共感が持てました。女の私が読んでも楽しく読めたという印象です。
——この原作をもとに、アニメではどんな物語にしようと話し合われたのでしょうか?
吉田 「けいおん!」にはほとんど女の子しか登場しないんですよね。それなのに〝萌え〟ではなく、〝青春〟をテーマにしたいという監督の考えに、今までにない新鮮さを感じていました。なので、私としては彼女たちをかわいく見せることよりも、この子たちが「生きている」という感じ、そして「今しかない時間を生きている」という感じをしっかり出していけたらと思ったんですね。
山田 学校という限られた社会学生時代という限られた時間の中で生きていく女の子たちの姿を見せられたらと考えていたんです。原作も毎月さくさくと時間の流れが止まることなくお話が進んでいっているじゃないですか。1年生から2年生になって、その時間は戻ることがないんですよね。「今しかない」という高校生の時期ってすごく貴重なんです。でもそのことに、彼女たちは気付いていないんです。そこに見えた、なんともいえない刹那の輝きみたいなものを、ここの作品の中に込められたらいいな、と考えていました。
——全体の構成についてはどんなお話しをされたんでしょうか?
吉田 原作者のかきふらい先生もいらっしやった一番最初の段階での打ちあわせで、ざっくりといまの形に決めてしまいました。原作が月刊誌掲載ということもあって、季節の移り変わりがはっきりしている作品でしたので、どの物語を選んで、どこまでやるかというのはわりと決めやすかったですね。
山田 個人的には梓が気になっていました。梓を出すか出さないか。出すとしたらどこで出すかということで、ちょっと悩みまして。まぁ出ないということはほぼ100%なかったんですけど(笑)、ただ1話しかないわけだから最初から終わりまで4人でやる方がいいんじゃないかなという気持ちもありました。
こだわりと挑戦に満ちたキャラクターデザイン
——キャラクターでジンについて、山田監督はかなりこだわったとお聞きしました。
山田 かきふらい先生からいただいたキャラクターのプロフィールを拝見したんですけど、身長や体重の数値がかなりリアルで(笑)。ならば生身の女子高生に近い感じでいこうということになりました。このころの女の子って、一番お肉が付いちゃっている時で、あまりバランスのよい綺麗なプロポーションじゃない子が多かったりするんですよね。そういったものを追求したりしていたので、すごく時間がかかりました。等身を決めるのにもかなり悩みまして。「だいたいこれぐらいで……」と一回決めたその日の夜中に、「やっぱりこれじゃいかんかも!」と思って、キャラクターデザインを担当された堀口悠紀子)さんに長文メールを送って、次の日に描き直してもらったりしたこともありました。
——ずいぶんと苦労されたんですね。
山田 結局最後は画面写りまでを色々と考えたうえで、頭がちょっと大きい日本人の女の子という印象になる5.5等身となったわけです。実はこれが私も堀口さんも一番やりたかった等身だったので、決まったときは「よし!」と思いました。
——ほかにキャラクターデザインについて、こだわった部分などありますか?
山田 そのキャラクターの生活まで妄想を広げてデザインしてもらっています。細なんかは英才教育をされているので、にじみ出ておしとやかさがあったり、澪は背が高いことを気にしているかもしれないので、ちょっと猫背っぽかったりしたほうがいいかな、とか。最終的にはスッと立っている方が澪らしいということにはなったんですけどね。
吉田 そうでしたね。
山田 さらに堀口さんが、髪の毛のハイライトなしでキャラクターを描いてみたいという案を出して、私もそれには賛成しました。ハイライトのギラギラがあると、なんだか「けいおん!」らしい素朴さが欠けちゃうような気がしたんです。結局、映像的な見栄えの関係で黒髪の澪や梓にはハイライトを入れたんですが、この試みは面白かったと思っています。
ファンタジーではないリアルな日常をシナリオに
——シナリオの側で、女子高生たちの日常感を出すような工夫をどうされましたか?
吉田 監督の方からファンタジーにならないようにと常に言われていましたので、そこは常に考えていました。なのでキャラクターたちが、必然性もなしに行動するようなことはないようにと考えてシナリオを書きました。
——第1話から原作にはないオリジナルのエピソードやシーンも一杯でした。
吉田 監督には最初に走るシーンを入れたいと言われていていたんですね。そこで入れたわけなんですけど、でも唯って寄り道とか道草をしてまっすぐ走らないタイプという印象がわりとありまして。ここから、待ち合わせでも、遅刻しそうなことを気にすることよりも、目の前の興味が先に立つみたいな感じでなんか気になると見たりさわっちゃたりという行動をとるようにしていきましたね。
山田 いやもう、すごく唯らしいなと(笑)。
吉田 それと第1話で「翼をください」を演奏するシーンが私は一番好きだったりするんですね。音楽室での演奏なのにもかかわらず、学校の風景にカメラが向くじゃないですか。それで学園ものなんだなという印象がすごく強調される感じがして、とても気に入っています。
——回想のシーンのカスタネットを叩く唯もすごくかわいかったですね。
吉田 原作にカスタネットの話があったので、それをふくらませて作ったエピソードだったんですが、唯が軽音部のポスターに目を留めて入部しようとしたキッカケとなるお話がほしかったんですよ。やっぱり、経験のない楽器をやろうっていうからには、ちょっとした動機づけが必要だろうと。そこで、唯の人生の中で、音楽をやって楽しかったことがあって、それがあのカスタネットで褒められたことだったことにして、これが彼女の背中をポンと押すことになったという風にしたわけです。
——楽器を買うためにバイトをしたりもしているんですよね。
吉田 初心者が音楽を始めるときの最初のハードルって、お金だろうと思うんですね。高校時代、私はブラスバンド部に所属していたんですけど、やっぱり楽器を買うって結構大変なことだったんですよ。楽器屋さんに行って、すごくいいですよと言われたのは高いし、でも安いのはなんかヤダみたいな(笑)。それと、私はお金の感覚は気になる方なので、やっぱり女子高生が大金を持っているのはおかしいと思ったんです。
山田 アニメって、ちょっとファンタジーの方向に振ろうと思えばいくらでもそっちにいっちゃって、どんな楽器も簡単に手に入っちゃったりもするんです。でも、そこをちゃんと地に足をつけてシナリオを書いてくださったのがありがたかったです。
——唯たちのバイトを交通調査という、ちょっと珍しいバイトにした理由は?
吉田 短期で高校生がしそうで、ある程度お金がもらえてというバイトはということで話し合った結果、「交通調査は?」という意見が出まして、それがいいと。
山田 なんか淡々とすごい退屈そうな空気が流れるじゃないですか。交通量調査のバイトは私もやったことがあったんで、あの退屈な感じはたまらんなと思いました(笑)。
オリジナルの11・15話ではキャラを掘り下げたかった
——第11話は完全オリジナルともいえるようなお話でしたが、オリジナルにしようと提案されたのは吉田さんですか?
吉田 そうですね。やっぱりラスト前をどうしようかという話になって。それじゃあ、せっかくだし、キャラクターをもうちょっと掘り下げて、女の子ならではの感情みたいなものを見せてみようかなと。
山田 そこで注目したのが律と澪という幼なじみの2人だったわけです。
吉田 5人の中で一番深くて長い関係じゃないですか、律と澪って。それに律ちゃんがフィーチャーされる回もなかったので。
山田 幼なじみならではの阿吽の関係をとても素敵に描いてくださいました。足音だけで澪とわかるというエピソードなんかは、なんだか痺れてしまいました。お互いすごく依存し合っている存在ですし、きっと澪も、なんだかんだいって律がいないとダメなんだろうというのが感想できます。
吉田 澪がなんで律と、いままで幼なじみの関係でいられたのかなというところが描けたかなと。
——番外編となる13話もオリジナルでした。
吉田 いつも5人一緒で、1人1人にスポットを当てたストーリーはあまりなかったねということで、番外編となりました。
山田 ちょっとノスタルジックな感じの、冬のお話がいいですってリクエストしまして、じゃあ、冬で寒いけど温かいみたいな話にしようという感じで決まりました。
——澪がポストに入れた歌詞をラブレターだと勘違いしてドキドキする律がよかったですね。彼女のああいう一面を描こうと提案したのは?
吉田 提案したのは私ですが、律についてのエピソードがほしいというのは監督のリクエストでした。
山田 髪を下ろした律ちゃんの絵をずっと入れたいと思っていたんです。このときのために、寝ているときもお風呂に入っているときも、できるだけ髪をくくったり上げておいたりしてもらっていました。
——ほかにも律といえば受け身のシーンが話題になりました。佐藤さんが前転しながら練習したと語ってくれていましたか?
山田 えーそうなんですか?(笑)
吉田 初めて知りました(笑)。どうやって部室の中に入ってきたら面白いんじゃないかと(笑)。
山田 最後の「よいしょ」とか絶妙でした。
——6話の唯の「どすこい」は?
山田 あれは最初は字宙人の声だったんですよ。「ワレワレハ」みたいな(笑)。ところが演出の石原さんがコンテを描いているときに「ガラガラ声と字宙人の声って違うんじゃない」と指摘があって、「そういわれてみれば、そうですね」と。じゃあ何にしようかと考えた結果、お相撲さんになったんです。でも、後から考えたら、お相撲さんも別にガラガラ声じゃないんですよね(笑)。
唯は擬音で動きを表現!?律はバランスが難しかった
——絵コンテではいつも唯の仕草や動きにすごい書き込みがされています。
吉田 やっぱり愛があるんでしょう(笑)。
山田 なんか唯は言葉で説明できない子だったんですよ。自分が思い描いた唯の行動を説明しようとするんですが、どういえばいいのかわからず、「もっちゃりもっちゃり」とか、擬音で動きについて書いたりした記憶があります。ほかにも「アホ面は正義とか」ことあるごとに書き入れていました(笑)。
吉田 主人公は唯なので、主人公らしくと思いつつ描いていたんですが……。
——それにしては、どんどんダメな子になってしまっているような気がします。
山田 こめんなさい(笑)。吉田さんは、ちょっとおてんばだけど、抜けたところもあるかわいい女の子として唯を、みんなに愛されるような子にしたいということで、ああいう解釈にしてしまいました。なんか地に足がついている女の子にしたいと言っているわりに、崩しちゃっているのではと思われるかもしれませんが、自分の中ではセーフと判断しています。ちなみに吉田さんは、憂が好きだったんですよね?
吉田 そうだんです。すごい素直にお姉ちゃんすきで、さらにお姉ちゃんを全然否定しないところがかわいらしいじゃないですか(笑)。
——律はどうでした?
山田 すごく書きやすかったです。シナリオ段階ではどうでした?
吉田 律はバランスが難しかったですね。唯ほど何も考えていないわけじゃなく、一応部長さんで、澪っていう幼なじみもいて。弟もいるのでお姉さんという立場でと、いろんなものを一番多く背負っているキャラクターなんですよ。なのにも関わらずキッチリしているわけじゃなくって(笑)。そのしっかりさと野放し感のバランスの調整には苦労しました。
山田 みんなのことを楽しませたいけど、自分も楽しくなければ嫌だったりもするんです。唯と、はしゃぐ方向性が似ているんですけど、なんか唯は上手いこと走り抜けちゃうタイプ。反対に、律は真面目な一面があって、一瞬立ちどまっちゃうんですよね。そこを澪に見つかって怒られると。
澪はロマンを、細は押しの強さを心に秘めた女の子
——その澪ですが?
吉田 監督からはあまり萌えキャラっぽくなり過ぎないようにという注意はよくありましたね。
山田 できるだけ普通の女の子らしく、それでいてそこにいるだけで綺麗な娘というのが目標でした。画面の端にいても、視線が止まっちゃったりするような。
吉田 やっぱり、ボーカルが嫌だからあえてベースを選んだ女の子というイメージはキープできればと思ってて。そのポジションをなるべく守れるようにしたいなと。
山田 それはそれとして、第13話で日本海に行ったのは、なぜなんですか?
吉田 荒れた海に行かせたかったんです(笑)。彼女としては、ドラマチックな歌詞を書こうとしてたとは思うんですけど。
山田 演歌しか書けないと思うんですよ。
吉田 澪はロマンを心に秘めた女の子なんですよ。あんなにかわいい詩を書いたりするぐらいなので、想像力はすごくあると思うんですね。それを表に出していないだけで。
山田 なるほど(笑)。
——紬については?
山田 私としては、彼女を傍観者にはしたくなかったんです。それどころか、前に前にといった押しの強いキャラクターにしたかったんですね。第1話でも入部を撤回しにきた唯に対して、そうはさせじと押しまくるじゃないですか。そんな風に引かないところが彼女の魅力かなと思ったりしています。
吉田 楽器屋で「もう一声!」と押すシーンとかね。
山田 それと原作者のかきふらい先生からいただいた設定を読んだときに、「一般の生活に憧れている」っていうところがあって、そこがすごく気に入ったんです。お嬢様なのに普通になりたいなんて、面白いじゃないですか。さらにいろんなことに憧れて、ワクワクして。そんな風に彼女のことを考えながら、紬のイメージをふくらませていきました。
梓はちょっと地味目にさわ子先生の演技には感動
——後輩の枠についてですが、彼女が軽音部に入部したことで、微妙な変化が出たような気がします。
山田 梓が入ることによって、軽音部に第3者の視点が入りましたよね。彼女が軽音部になじむまでは、先輩たちを客観視していましたし。新しい風が入ってきたことで、さらに違う魅力が出ればなという思いはありました。
吉田 完全に梓がなじんだなと思ったのは、2回目の合宿の時ですね。あそこでのエピソードで先輩の印象が変わったはずですし。
山田 梓については、ツインテールな妹キャラなので、イメージが固まっちゃいそうですが、なんだかそれではもったいないかなという思いがあったんです。そんなイメージで縛るにはもったいないほど良い子なので、そのイメージを薄めるために普通にどこにでもいるような感じにしようとして、ちょっとだけ地味目にしちゃっています。
——インパクトが強かったのはさわ子先生でした。特に第5話はすごかったですね。
山田 そうきたかと(笑)。さわ子先生がバンドをやっていた頃の過去話に加えて、実は細がさわ子先生を見ている姿にインスピレーションを受けて、澪が「ふわふわ時間」を作詞するというエピソードもあったりするんです。真田さんの演技も面白くて、なんだかクセになりますよね。
吉田 いやー、やっぱり上手いですよ。
山田 第7話の「ジングルベル」なんか感動してしまいました。この歌い方について、「どうしましょう?」と真田さんに聞かれたんですよ。そこで「ドロンジョ様みたいな感じで歌ってください」とお願いしたら、頭の上にハテナマークをいっぱい飛ばしながらブースに入っていかれまして。それで収録した結果が、あの演技です(笑)。でも、あのヤケっぱちな歌い方は、ちょっと楽しそうでした。
——和は唯と幼なじみですが、律と澪との関係とはちょっと違いますね。
吉田 澪と律がそうであるように、やっぱり和と唯の間にも歴史みたいなものがあるだろうなと、子供の頃のエピソードを幾つか用意したんですが、高校での2人の関係って、唯をちょっと離れて和が見守っているみたいな感じなんですよね。2人は幼なじみだけど、違う道を歩いているわけですし、これはこれでありなんじゃないかなと思いますね。
スタッフ全員で生み出した「けいおん!」の瑞々しさ
——最後に全13話を終えての感想などをいただければと思います。
吉田 このごろよく作品を見た方から、あの瑞々しい空気感はどうやって出すんですかと聞かれるようになりまして。「けいおん!」って、女子高生が楽器を仲間たちと演奏するという、それだけのお話のはずなのに、なにか清浄な空気感が流れていたような、そんな作品でもありました。そこが私としては一番好きなところでしたね。
山田 それが青春時代の空気感だったらいいんですけど。
吉田 監督をはじめ、スタッフのみんなで一生懸命作品を作りあげていった結果として、そうした瑞々しさを感じさせる「けいおん!」の世界が構築できたのなら、そして私がそのお手伝いができたというのなら、すごく嬉しいことだと思っています。
山田 「けいおん!」は私にとって、とても大きな事件でした。面白いシナリオから受けた感動や、原作の持っているパワーとか、そういったものにひとつひとつ心震わせながら、最後まで仕事をさせていただいたことは、ホントにいい経験になりましたし、軽音部のみんなやスタッフの方々と一緒に思い出を作れたということに、いまだ興奮が冷めやらずといった気分でいます。とても楽しかったです。ありがとうございました。